コラム
2015/12/07
マイホームに地下室を選択された場合の排水問題を考える
大都市、及びその近郊の土地の地価は坪50万円以上で、人気の場所は坪200万円以上が当たり前…。もしその高い土地に戸建を建てるとなると、理想のスペースを実現するためには、地下室という選択肢が考えられます。
現代の戸建の地下室は、建築技術の進化により、快適にしかも安価に建築可能となり、かなり普及してきました。
日本における地下室建築の環境課題
- 1) 地震多発国のため、耐震構造により高価格
- 2) 地下水が浅く発生するので、工事費が高価
- 3) 高温・多湿となるため、空調換気・除湿対策に費用が掛かる
- 4) 水廻りの排水設備に、圧送排水ポンプが必要
1)は、設計申請に必要不可欠なことです。
2)は、地上階の建物より坪単価30万以上高くなります。
3)は、現代においては、24時間換気設備がかなり普及していますので、地上階と地下室は同上条件と考えられます。
4)当社が日本で輸入開始して20年になる、フランスSFA社の圧送排水ポンプ(SFAポンプ)がお勧めです。汚水槽は不要となり、1階の既設排水管までポンプアップが可能。これにより、排水設備(トイレやミニキッチンなど)の設置が比較的簡易になります。現在、当社の製品はバックアップモデルが主流で、万が一の故障でも排水可能となっています。